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        2012年5月25日撮影


   

 市の南4キロにある。唐の三代目の高宗李治が皇太子のとき、生母文徳皇后の冥福を祈り648年に建てた大慈恩寺の境内に立つ塔で、西安のシンボルである。当時の規模はかなり大きかったが、唐代末期に戦乱のため焼き払われ、現存するのは当時の十分の一に過ぎない。652年にインドから帰った玄奘三蔵法師の願いにより、境内に大雁塔を建て経典を保存することにした。塔は煉瓦でできており、当初は五層の塔であったが、則天武后の時代に大改造を行い十層になった。しかし、戦乱などで上部が崩壊し、現在は七層で、高さは64メートルしかない。内部の木製のらせん階段を登ると、最上部まで行くことができる。塔の入口の両側には、玄奘三蔵法師の功徳をたたえるために、太宗と高宗の筆による「大唐三蔵聖教序」と「大唐三蔵聖教序記」と書かれた石碑が納められている。

 西安は、今も城壁が残されている数少ない都市である。他の多くの都市では交通の障害になる理由で城門が取り壊されている。現在残っている城壁は明代に構築されたものである。周囲の長さが14q、高さが12m、上部の幅が12〜14m、底部の幅が15〜18mである。
 東(長樂門)・西(安定門)・南(永寧門)・北(安遠門)にそれぞれ門がある。
 この四つの門の中で最も保存状態がいいのが西門である。西門はシルクロードへの出発点であった。西門からまっすぐ西に延びる道ははるか彼方のシルクロードに続く。昔ここで西へ旅立つ人の送別会を行ったという。
 西門と南門は城壁に登って市内の景色を一望することができ、現在観光スポットになっている。





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