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        2012年5月25日撮影
  
 
 西安市の東南部、楽遊原にあり、582年に創建された。元の名前はは霊感寺といったが、711年に青龍寺と改名された。唐の時代にはかなり有名な寺院であったようで、日本との縁も深い。著名な「入唐八家」のうち、六名の僧侶がここで仏教を学んだ。最も有名なのは空海である。空海はここで恵果法師を師として、密宗を伝習した。1981年、日本仏教界は青龍寺の境内に、空海記念堂と空海記念塔を建立した。 その後、日本から千株の桜の木が送られ、毎年春になると寺院内は淡紅色の桜でいっぱいになる。

 中でも空海が有名である。空海はここで恵果法師に真言密教について教えを請い、また苦労して中国仏教密宗文化を学び、漢学についても研鑚を積んだ。彼は博学で、造詣も深く、仏教、詩、詞、サンスクリット、書などについても成果をあげた。806年、多数の仏教経典や書籍を携えて帰国。奈良の東大寺で日本密宗真言宗を開いた。道場を開いて、密教を広め、日本留学僧の中でも数少ない仏学大師となり、「東密」の開祖となった。




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